自律神経をコントロールすることで質の良い睡眠が得られる
寝る環境や食事など、一通りやっては見たけど、どうも質の良い睡眠ができないと感じている方は自律神経のバランスが崩れていることを疑った方がいいです。
自律神経とは人の体と心をコントロールしている神経網で、交感神経と副交感神経で構成されています。
大まかに言うと交感神経は日中活発に動いている時に働き、眠るときには副交感神経が働くように切り替わるのです。
つまり脳が眠るときには副交感神経が働くように指令を出すのです。
ところが何かしらの要因でこの切り替わりが上手くいかず
副交感神経に切り替わることができない場合があります。
それがストレスです。
ストレスが溜まると交感神経から副交感神経への切り替わりができず、
眠ろうとしても脳が興奮状態で眠りが浅くなってしまうのです。
自律神経が正常に働いていれば副交感神経が働くことで、
血管が拡張するため全身に血液が行き渡り、
それに伴って成長ホルモンやメラトニンが分泌されて全身に行き渡ります。
しかしストレスは現代社会において必要悪な部分もあるので、
絶対に溜めてはいけないものでもないのです。
要はストレスと上手く付き合って出来るだけ溜めないように
コントロールするのが一番良い方法と言えます。
自律神経に効果的なマッサージ
いくらストレスをコントロールしましょうといわれても、そう簡単にいくほど現代社会は甘くないですよね。
そんなときには簡単なマッサージがオススメです。
一番簡単なのが耳をマッサージすることです。
耳には多くのツボが集まっていて、その中にストレスを解消して緊張をほぐす効果のある場所があるんです。
それは耳の上部にある「神門」と呼ばれるツボです。ここを抑えることで心の緊張がほぐれてリラックスできるといわれています。
耳上部に凹んだ場所がありますよね。それが「神門」です。
両手の人差し指と親指で摘まんで引っ張ってみると心がリラックスしてくるはずです。非常に簡単なので毎日寝る前にマッサージしてみると良いでしょう。
感情を素直に表に出すこともストレスの解消になる。
耳のマッサージも有効ですが、他には感情を表に出すことでストレスを解消できます。
ただし相手がいるときに感情を表に出していてはコミュニケーションがとれませんので一人で行うことが必要です。
たとえば、哀しいドラマや映画を観ながら思いっきり泣いて涙を流したり、逆に吉本新喜劇でも観ながら思いっきり笑うことです。
これは思いっきり涙を流すことで副交感神経の働きが強まることで心がリラックスでき、思いっきり笑うことで腹筋を使い心がほぐれるのです。
泣いても笑ってもどちらでも構いません。
話し相手を見つける
哀しい時や悩んでいる時など、一人で悩んでいても良い方向には行かないものです。
そんな時は誰かに打ち明けることでストレスから解放されることがあります。たとえ相手話して解決できなくても話すことでいくらかは心が落ち着きます。
今ではこうしたストレスを発散できるようにと愚痴を聞くだけのアルバイトがあると言います。
ただ相手の話を聞き、適当に相槌を打つだけでお金になるんですから世の中がいかにストレスが多いかが判ります。
他には紙に愚痴をいっぱい書くことも有効です。何を書いてもかまいません。誰かの悪口や恨みつらみ何でも良いのです。
そして、書くだけ書いてあとはゴミ箱に捨てましょう。これがけっこう効きますよ。是非お試しください。