生体リズムは朝日を浴びることででリセットされる
人間の生体リズムは25時間あると言われ、太陽光や時計の無い生活をしていると体内時計が徐々に後退してくると言われています。
こうした時間のズレを人は朝日を浴びることでリセットしているとされています。
朝日を浴びると人の体の中では「メラトニン」と呼ばれる睡眠ホルモンが抑えられて「セロトニン」が活性化されることで日中に活発に活動できるようになっています。
そして14〜16時間後にはセロトニンの活性化が弱まり
メラトニンと入れ替わることで眠気が戻る仕組みになっているのです。
質の良い睡眠が取れている人はこうした生体リズムが
整っていて全てが良い方に回転しているとされています。
ただ間違っては行けないのが太陽光で目覚めることです。
なぜなら日の出の時間は日々変わるからです。
「起床時間をむやみに変えない」で解説していますが、起床時間は変えては行けないのに
日の出に合わせていては決まった時間に起きることができなくなります。
一番お勧めなのはベランダに出てす5〜10分ほど朝日を浴びて
その日のスケジュールを考えることが最も効率的で仕事もはかどります。
ただベランダに出るだけでは時間の無駄と感じるようならウォーキングや犬の散歩でもOKです。
これでメラトニンの分泌は十分すぎるほどですよ。
しかし朝は忙しいという方もいるでしょう。
そんな方は新聞を取りに行ったりするだけでもOKです。
また朝食を食べるときに朝日を浴びることができる場所を選んだり、
それが無理なら部屋の明かりを目いっぱい明るくすることでも体内時計をリセットすることができます。
朝は脳がしっかり休んだ直後なので頭を使う仕事は午前中に済ませて、
午後は頭を使わない仕事をするとより質の良い睡眠に導いてくれます。