質の良い睡眠には心と体をリラックスさせる入浴法がベスト
質の良い睡眠には自然と体温が下がっていくようにすることが重要で、そのためにはお風呂で温まりあらかじめ体温をあげておく必要があります。
しかしそこにはさまざまな条件があり、やり方を間違えると質の良い睡眠が得られないので注意が必要です。
一番やってはいけないのが、熱いお風呂にサッと入るだけという入浴方法です。
これは汗をかき過ぎて興奮状態になるのでなかなか寝付けなくなってしまいます。
入浴は本来体温を上げ、血行を良くし、日中受けたストレスをほぐす効果があるとされています。
したがって熱いお風呂にサッと入って汗びっしょりになる入浴方法は、心の緊張もほぐれないばかりか筋肉までもが緊張したままになるとされているのです。
わかりやすく言えば寝る前に過激な運動をして汗びっしょりになるのと同じことなんです。これでは寝つきが悪くなるのは当然ですね。
それでは具体的にはどのような入浴方法がベストなんでしょうか。
それは38〜40度くらいの温めのお湯で20分くらいゆっくり浸かることです。
さらに寝る前の1〜2時間までに入浴を済ませることがベストです。
日頃熱いお湯に慣れている人や冬のように寒い日なんかは物足りないかもしれませんが、しばらく実践してみてください。
風呂場が寒くて我慢できないという方は、お風呂に入る前に暖房を入れて風呂場全体を温めるか、それが無理なら風呂場の壁に熱いシャワーをかけて壁を温めておくと温度が上昇して寒さを感じなくなります。
退屈ならちょっとした工夫を
日頃お風呂を短時間で済ませている人にとって温めのお湯で20分は退屈になるかもしれません。
そんなときにはちょっとした工夫で解消できます。
日頃読んでいる週刊誌やお気に入りの本を持ち込んで見てください。読んでいると20分くらいはあっという間に過ぎてしまいますよ。
また音楽が好きな方は再生できる機材を持ち込んで流してみてください。カラオケでもいいですよ。エコーがかかって上手くなったような気がします。
本や音楽に興味が無ければその日を振り返ったり、明日何をしようかなど、構想を練るのも良いですよ。お風呂でリラックスしながら考えると意外と良いアイデアが思い浮かびます。
バストはウェストなどのマッサージでも良いでしょう。
とにかくお風呂を楽しむことです。
楽しんで実践すれば続けやすいですし、知らない間に慣れてきます。
寝る前のお風呂が1日の疲れを解消して質の良い睡眠へを誘います。